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海外(イギリス)でヴァイオリンや弓を買う4つのメリット!

ヴァイオリン

12 12月
Last updated on 2019/09/24
buying a violin in uk

ヴァイオリンを海外で買うことを考えたことがあるだろうか?ほとんどの人はあまり考えないだろう。

しかし、飛行機運賃を差し引いたとしても、楽器の価格が高ければ高いほど検討する価値のあることである。ましてやイギリスやヨーロッパに住んでいる人にとっては、この上ないメリットがたくさんある。

今日は、

  • 上質なヴァイオリンをコストを抑えて買いたい人
  • 海外で楽器を買うことに興味がある人
  • 海外に住んでいて、現地でヴァイオリンを買うことを検討している人

に向けて、霧立灯が住むイギリスでヴァイオリンを買うことのメリットを説明していこうと思う。

コンテンツ

  • 免税価格で買える!
  • 楽器の店頭価格がそもそも日本より安い
  • 関税は無税!!
  • 2週間楽器を貸し出してくれる
  • ロンドンでおススメの楽器店
  • まとめ

免税価格で買える!

イギリスの消費税(VAT)は20%。日本と比べてかなり高いが、日本居住者(EU外居住者)にはこれが全部免除される。

例えば店頭価格500万円のヴァイオリンだったら、なんと400万円になる。免税だけで100万円の値引きだ。「100万円引き」ってすごくない?!

ただし、日本の消費税(8%)は成田空港の税関で支払うことになる。免税価格400万円の楽器だったら消費税は32万円となる。

【追記】(07/29/2019)

 

後で分かったことだが、VAT を20%掛けらえるのは新品商品のみとのこと(英国の場合)。ヴァイオリンのような楽器は、新品よりアンティークが圧倒的に多い。だから丸まる20%が免税にならないケースが多い。しかし、実際にはお店によってはアンティーク商品にも20%の税金をかけているところもある。気になる楽器を置いている楽器店には、事前に税率を確認をしておいたほうがいい。

楽器の店頭価格がそもそも日本より安い

海外でヴァイオリンを買う費用

「成田で消費税払うなら、飛行機代もかかるし、結局そんなにお得じゃないんじゃない?」と思うかもしれない。

しかし、イギリスでは楽器の価格設定がそもそも日本よりかなり抑えられている。

例えば、デガーニ(Eugenio Degani)はロンドンの老舗JPGuivierでは£37,500.00で最近売れている。 日本円にして約560万円(為替は£1=¥150で計算)。デガーニは、霧立のEttore Siegaの師匠で、イタリアのモダンヴァイオリンの有名な製作者。

このデガーニ。日本だと一体いくらなのか??

現在、弦楽器ストラッドで8,100,000円で売られている。ゼロが多くてなんだかよく分かりませんが、810万円ということ。

では、このデガーニをイギリスで買ってくるとどうなるか?もうちょっと具体的に計算してみよう!

20%の免税でいきなり112万5千円引き→450万円!

日本で消費税(8%)課税→486万円!

飛行機代→安い時なら東京ーロンドン直行便は13万円くらい。

宿泊代→6万円~20万円(大人2人で10日間宿泊した場合)

二人で行くことを想定して、二人分の飛行機代と宿泊代をヴァイオリンの値段に上乗せすると…

518万円~532万円!!

日本で買うよりこれでも約300万円安い!!

300万円の節約ですよ?!

イギリス居住者(日本の非居住者)は、たとえ将来日本に帰国することがあっても消費税8%は課税されない。そのかわり、イギリスで20%のVATを支払うのだが…。

EU居住者への注意日本に本帰国する場合、楽器の購入時期を証明できる領収書をしっかり保管しておくこと。購入時に日本非居住者であったことが証明出来ないと、帰国後消費税を課税されることがある。

関税は無税!!

「でも…関税はかかるんでしょ?」と思っている方がいるかもしれない。

しかしっ!!

楽器には関税はかかりません!!

もう、クラッカーでも鳴らしたいくらいの朗報じゃありませんかっ?!

ちゃんと税関の担当者に問い合わせをしたので、確かな情報だ。

2週間楽器を貸し出してくれる

日本で楽器を買ったことがないので日本の事情は詳しくないが、イギリスでは気に入った楽器を2週間貸し出してくれるのが標準だ。

なんと無料の場合も多いのだが、JPGuivier では2週間で保険料として£10だけ支払った。それでも、そのメリットを考えればとてつもなく安いものだ。

楽器を借りられると、他の楽器店にそれを持ち込んで、同じ場所で比較できるというメリットがある。複数の楽器を比較するときは、同じ部屋で、同じ弓、同じ曲を使って比較することがとてつもなく大事なのだ。

また、気に入った楽器を色々な場所で弾いてみることはとても貴重な機会。そういった意味で、楽器を貸し出してくれるこのサービスは、とても助かるものである。

失敗しないヴァイオリンの選び方【その④ 借りてきた楽器の試奏】

ロンドンでおススメの楽器店

ヴァイオリンを選ぶ

「お金の集まるところには、いい楽器も集まるものである」といつか聞いたことがある。確かに、世界的に権威のある楽器のオークションは、ロンドン、ニューヨーク、シカゴなどで開催されている。

ロンドンには、ヨーロッパ中のよい楽器が集まっている。霧立が実際行ってみて、おススメ出来る楽器店を紹介したい。

JPGuivier

ロンドンの老舗の楽器店。

良心的な価格設定で、店主のリチャードは30年以上世界の名器を見てきた非常な目利き。人間的にもとても信頼できる。

過去の顧客の名前はノートに書きとめ、出来る限り覚えようとしていると本人も言っているほど、カスタマーサービスに気を配っている。

いい楽器を置いている店だ。

詳しい店舗情報はこちら。

Stringers Edinburgh&London

霧立はエディンバラ本店(そう、ロンドンではなくエディンバラが本店なのだ!)しか行ったことがないが、素晴らしいお店。

スタッフの誠実さでいえば、霧立はここが一番好き。ウェブサイトに載っている楽器は、エディンバラ店とロンドン店のものが一緒になっているので、試奏したい楽器が自分が出向く店舗にあるか事前に要確認。

詳しい店舗情報はこちら。

実際にお店に行く前に、かならず試奏ルームの予約を忘れずに!!

まとめ

日本は楽器が高い。

霧立は、オークション価格もよくチェックしているので、イギリスの店頭価格ですら最近は「高い!」と感じてしまう。しかし、それは「信用を買っている」というように考えるようにしている。

日本の多くのディーラーはオークションではなく、ヨーロッパや北米の楽器店から仕入れている場合が多いようだ。そうすると、霧立が「高い!」と感じているヨーロッパの店頭価格よりさらに高くなる。

当たり前の話だ。

コストを抑えてよい楽器を手に入れたいなら、海外で楽器を買うのはとてもおススメだ。しかし、デメリットがないわけではない。

次回は、海外で楽器を買うことのデメリットを書いてみたい。今回の記事だけ読んで、くれぐれも先走らないようにお願いしたい。

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