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口を隠して笑う日本人、大口を開けて笑う欧米人-歯科矯正にかける熱意はここまで違う

文化の交差点

20 1月
Last updated on 2021/01/27
大口を開けて笑う女性

美意識は国や文化によってだいぶ違う。このことを再確認したのは、久しぶりに日本で生活を始めてみて、口を手で隠して笑う人を見た時だ。日本で暮らしていた時は深く考えなかったことだが、久しぶりに目の当たりにすると(この人は一体なにを隠そうとしているのだろうか??)と妙に気になるようになってしまった。

なぜかというと、私の知る海外(豪州・米国・英国)では、誰もが大口を開けて笑うからだ。例外的に口を覆うのは、口の中にヤバいもの(=食べ物)が入っていて人に見せられない時か、笑ってはならないシチュエーションで笑いを堪える時くらいだ。

日本では、普通に話している時ですら絶えず口を手で覆っている女性もいる。

(何か本当にヤバいものが口の中に入っているのか…?!)

(いや、悪い笑いをかみ殺しているのか…?)

(それとも、もしやコロナを警戒しているのか…??)

とつい勘ぐってソワソワしてしまい、こうなるともう会話どころでなくなる。

コンテンツ

  • 一体何を隠しているのか?
  • 歯並びコンプレックス
  • 将来海外へ出る可能性のある人は矯正を
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一体何を隠しているのか?

実はこの口を手で覆って隠す文化、平安時代にまで遡ることができるそうだ。平安時代の高貴な女性は、人と対面する時は扇で顔を隠した。それは、顔に塗りたくった白粉が、大きな口を開けて笑うと剥げて大きくよれてしまうからだとか。

口元を隠す平安時代の貴族の女性
扇子は涼をとるためだけでなく、顔を隠す道具として重要だった。

また、日本では昔から食事中にも黙って静かに食べるのが行儀良いとされていた。人前で口を大きく開けることがはばかられる文化だったのである。楽しい会話を食卓でするのがマナーである欧米とは、真逆である。文化とは興味深いもの。

しかし、時代は下って今は2021年。

「よれないファンデ」はデフォルトだ。「家族団らんの食卓」は昭和の象徴となったはず。

この期に及んで、一体何を隠そうとしているのか?

ガタガタの歯並びか?

(それか、ヤバイものが口に入っている、あるいは悪い笑いを堪えている…。←しつこい)

歯並びコンプレックス

ある調査によると、歯並びに自信があるの人は、日本では10%なのに対して、アメリカでは50%だったという。

また、社会的成功やリーダーによい歯並びが必要だと思うと答えた人は、日米合算で70%にものぼる。確かに欧米では歯並びの良さは、育ちの良さ、教養の高さと同義なのである。

うんうん、ナルホドね。納得。
President Barack Obama is photographed during a presidential portrait sitting for an official photo in the Oval Office, Dec. 6, 2012. (Official White House Photo by Pete Souza)
歯並びとリーダー

んんんん?あれ?驚くべきか、納得するべきか… 「日刊ゲンダイ」より転用

しかし、実際に矯正治療を受けたことのある人は、

・ 日本 14%
・ アメリカ 58%

だということが分かった。まとめると、こういうことではないか。

「リーダーや社会的成功にはよい歯並びが重要だということは分かっている。でも日本では矯正のハードルがまだ高く自分はしていないため、歯並びに自信がない」

90%の人が歯並びにコンプレックスを抱えているという日本の惨状。それならば、大口を開けて笑いたくないのも当然のように思えてくる。

将来海外へ出る可能性のある人は矯正を

「日本で一生暮らしていくならともかく、将来的に留学や海外で働こうと思っている人は、子どものうちから矯正をしておいた方がいい」。これは、先日我が家の10歳児、ユウが歯医者さんから言われたことだ。

何を隠そう、ユウの歯並びはグチャグチャだ。上の前歯はてんでバラバラな方向を向いているし、顎が小さすぎて出てこられない歯も。

そして極めつけが、受け口-。

受け口

もう、これはどうしようもないというか…。代々の遺伝だ。ユウの父親も受け口。その母親も受け口。その母親(ユウからしたら曾祖母)も受け口。いつか、セピア色の写真の中で着物を着て微笑んでいたその人が立派な受け口だったのを発見して、驚愕したものだ。

どんなに配偶者が受け口でなくても、4代続けて100%受け口の子どもばかりが生まれてくる。

100年続く、受け口の伝統。

いや、その先は写真があまり普及していなかった時代だから確認のしようがないだけで、もしかしたら4代どころか、5代、10代受け口が受け継がれていた可能性もある。

おそるべき受け口の遺伝力!

話をもとに戻そう。

そう、これまで人生のほとんどをイギリスで過ごしてきたユウにとって、馴染み深いのは断然イギリス。本人も、「いつかまたイギリスで暮らしたい」と言っている。

まさか、あの歯並びで渡英させるのは親としてしのびない。

え?マナブ(夫)はその口で留学していたんじゃなかったっけって?実はそうなのだ。でも大人になってからだと、受け口は手術をしないと直せないため、断念したのだ。

そういう霧立はどうなのかって?

霧立はオバマ大統領にも負けないくらいの、キレ~な歯並びです。今頃になって、子どもの頃に矯正をしてくれた親に感謝している。オバマ大統領なみにきれいでも、成功者やリーダーとは程遠い凡人なのはなぜかと言われても、返す言葉がないのだが…。

【こんなに違う美的感覚!】-美肌・頬骨から見る「美しさの条件」とは?
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