イギリスのスーパーに行くと、ジャムのコーナーの横に”Chutney”(チャッツニー)が並んでいる。日本では「チャツネ」と呼ばれている。
瓶に入っていて、見た目はジャムによく似ている。しかしこれは甘くないジャム。フルーツをたっぷりのスパイスとビネガーで煮て作るので、複雑な酸味がする。
このチャツネ、食べ方は色々だ。
【オードブル】
- クラッカーの上にクリームチーズを塗り、その上にチャツネを小さじ1ほど乗せる。
- ゴートチーズやブリーチーズを温め、チャツネを添える。
【サンドイッチ&バーガー】
- ハムとチーズのサンドイッチに入れる(相性抜群!)。
- ハンバーガー、特にチーズのベジタリアンバーガーの上にソースとしてかける。
【肉類のソース】
- ローストチキン、ターキー、ポーク何とでもよく合う。
このように、チャツニはチーズやお肉ととても相性がよい!特にクリーム系のチーズとは相性抜群。
霧立のおススメは、温めたゴートチーズと一緒にいただく方法。臭みのあるゴートチーズと、複雑なスパイスと酸味の効いたチャツネが絶妙に調和する。これにルッコラの葉っぱとバケットがあれば、もう最高のベジタリアンランチになる!ゴートチーズ好きにはたまらない。
チャツネは日本のスーパーではなかなか手に入れるのが難しいかもしれないが、作るのはとても簡単!しかも自分で作った方が絶対おいしいので、買う必要などない。
さて、今回はどんなチャツネを作ろうか?
まだまだエルダーベリーはたわわになっている。冬到来前までに、たくさん収穫していろんなものを作りたい。せっかくだから、チャツネもエルダーベリーで作ってみることにした。
霧立家は塊のお肉はすっかり食べなくなってしまったが、今でも時々ソーセージやハムは少量ながら食べる。今回は特にソーセージによく合うケチャップ風チャツネを作ってみたい。
このチャツネは、ベジタリアンソーセージにももちろん合うし、サラダのドレッシングとしてもとてもおいしい!
*今回作るチャツネは果肉や野菜を濾しているので、サラサラ系。ソースとして使うことがベスト。BBQソースとして使うと、フルーティーでとても上品!キノコのリゾットにかけてもおいしかった。
- 保存に使う瓶は煮沸消毒しておく。
- エルダーベリーの実はフォークなどでそぎ落とす。多少小枝が入っていても大丈夫。
- ベリー類を洗い、りんごは皮をむいて一口大に切って鍋に入れる。
- エシャロットも一口大に切って、全てのスパイス類ととともに、3の鍋に加える。
- 弱火で加熱し、果物類が柔らかくなるまで約30分間煮る。蓋をすると吹きこぼれるので、蓋はずらしてかけるように。時々かき混ぜる。
- 目の細かい網などで5を濾す。残ったものは、清潔な布巾に入れて絞るようにしてジュースを絞り出す。(布巾はきれいなワイン色に染まりますが、洗濯機で洗えばちゃんと落ちます。)
- 砂糖を入れた鍋に、6のジュースを入れて火にかける。ゆっくり沸騰させ、強火にしてからもったりするまで8~10分ほど煮る。(焦げないように時々かき混ぜる。)
- 1の保存便に入れて出来上がり!
ソースタイプなので、サラサラしています。もし、もっと粘度を上げたい場合、最後の煮る段階で砂糖を増やすかレモン果汁を入れてください。
また、ドレッシングとしても使えます。
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