シャークのバースデーパーティーを開こう!
ダイナソーのバースデーパーティーについては数日前書いたので、今日はシャーク(サメ)がテーマのバースデーパーティーについて書いてみようと思う。
イギリスでは、シャークは恐竜に続いて子どもに大人気。男の子って、怖いものになんだか惹かれるらしい。6、7歳頃、ユウは図書館に行くとサメの本ばかり毎回10冊以上も借りてくるほど、大のサメ好きだった。
そこで、6歳のバースデーパーティーは、恐竜に引き続きシャークのテーマでやることに。サメ好きのお子さんのお父さん&お母さん、ぜひぜひご覧ください!
招待状
ダイナソーの時と同じで、やはり招待状もテーマに沿ったもので出す。下のデザインのカードにパーティーの内容を加えてこんなカードを作ってみた。
プリントアウトして、必要事項を記入してご自由にお使いください。
冒頭の” IS TURNING !”の部分は、例えばうちのユウの6歳の誕生日パーティーだったら” YU IS TURNING 6!”のように使います。
「RSVP」というのは「(出欠の)お返事をお願い致します」の意味。自分の名前と、携帯番号やメールアドレスを記入します。
ハガキサイズの紙に印刷するだけなので、簡単。ハガキの用紙はマットタイプのほうがカードらしい仕上がりになる。
招待状はだいたいパーティーの6週間前までには配るようにしたい。
デコレーション
「パーティーはこちら!」
初めて家に来るゲストが迷わないように、家の前のストリートにポストを立てた。風船はバースデーパーティーのシンボルなので、一目瞭然。

雨に濡れないようにラップをしたのだが、ないほうが見栄えがよかった。
このサインは、こちらからワードにコピペしてプリントアウトした。
テーマカラー
色々な色を使うと、ごちゃごちゃした感じになってしまうことも。テーマカラーを決めると、すっきりした印象になる。今回は海のイメージを出したかったのでブルーにした。
シャークのピニャータ!
「ピニャータ」とはメキシコのお祝い行事で使われる、日本のくす玉のようなもの。中にお菓子などを入れて、高いところに吊るす。子どもたちは目隠しをして、順番に棒でピニャータを叩き割るというゲームだ。
今回はもちろん、シャークの形をしたピニャータだ!
シャークピニャータの作り方
所要時間:3~5日間ほど
<材料>
- 大きい風船
- 新聞紙沢山
- ガムテープ
- 段ボール
- 小麦粉
- 水
- アクリル絵の具
- 画用紙(白)
- 紐
- 中に入れる小さめなお菓子や文房具など
<作り方>
- 風船を膨らませる。
- 風船の周りに小麦粉に水を加えた「糊」を使って、新聞紙を貼り付ける。
- 乾いたら、同じこと4回繰り返す。これで風船は新聞紙で5重に巻かれていることになる。
- 完全に乾いたら、風船の結び口の付近、直径8センチほどをハサミなどで切り取る。
- 用意しておいたお菓子や文房具を、切り取った穴から風船の中に入れる。
- 風船を頭部に見立て、切り取った穴が尾びれ方向に向くように横にする(中身が出てこないように)。風船の周囲に段ボールで基本的な骨格を作る。
- 6で作った骨格の周りを新聞紙で覆って、ボディー部分の形を整える。この時、先ほどの小麦粉と水で作った「糊」で新聞紙を貼りつけていく。
- ヒレ部分を段ボールから切り取り、7で作ったボディーに取り付ける。
- 口の部分も段ボールで作る(歯はまだ付けない)。周りを新聞紙で覆って形を整える。
- 全体が完全に乾いたら、アクリル絵の具で色付け。口の中は赤にした。
- 白の画用紙から三角形の「歯」の形を切り取って、口の部分に貼る。
- 「目」も画用紙から切り取って貼る。
- 紐を結び合わせて、「ネット」を作る。この辺は適当でもシャークを入れられればOK.
- 高いところから吊るして出来上がり!
これは、霧立が自分で試行錯誤して考え出した作り方なので、かなりいい加減だ。それでも一応サメに見えるピニャータが出来たではないか!
ネットは、サメを吊り下げる時にバランスを保つために考えついた。「ネットで捕獲されたサメ」といった仕上がりになっている。
新聞紙を貼っていく作業は、糊が乾くまでに結構時間がかかります。時間に余裕をもって始めましょう!
シャークのバースデーケーキ
ユウがショートケーキが大好きなので、毎年「ショートケーキ+テーマのクッキー」で済ませている。その代わり、ショートケーキの味はこだわっていて、ゲストからは「こんなに美味しいバースデーケーキは食べたことがない!」「レシピ教えて!」と毎回絶賛される。(そのうちちゃんとレシピ公開します!)
シャークのクッキーカッターはこちら。
焼く前に楊枝で「目」を作るとカワイイ。ケーキの真ん中にブルーベリーで年齢の数字を入れて、あとはストロベリーでデコレーションすれば出来上がり!
Party Bags
「パーティーバッグ」はパーティーの最後に、来てくれたお友達に「ありがとう」の気持ちを込めて手渡すバッグ。そういえば霧立が子どもの頃も、後日「お返し」というものがあったが、そんな感じかもしれない。
中には500円~700円程度のお菓子や文房具、おもちゃなど子どもが喜びそうなものを入れる。
霧立が入れたもの
- 先ほどのシャークのクッキーを2枚ずつ。
- “Mad about…Sharks”という小さなサメの本。絵が怖くなくてかわいい!
- ピニャータが割れたときに拾ったお菓子や文房具も受け取ってこの中に入れた。
バッグのデザイン
シャークの素敵な袋が見つからなかったので、「だったら作っちゃえ!」ということに。こだわりますよ~霧立灯。
本来だったら「ジョーズ」を連想させる、ちょっと怖い印象のシャークのヒレ。しかし、スポンジを使って色をのせることによって、ずっと優しいニュアンスに。
結果的になんの変哲もない無地の紙袋が、市販のものよりずっとずっと素敵になった!
- 無地のブラウンバッグ
- アクリル絵の具と筆
- 台所用スポンジ
- 厚紙
- カッター
- オーガンジー(ハードチュール)の布
作り方
- 画用紙をヒレの形にカッターで切り抜く。(上の写真の色の抜けている部分がその形。)
- ブルーグレーをアクリル絵の具で作る。
- 1で作った型をバッグの上にのせて、ズレないように片手で抑えつつ、スポンジで2の絵の具をポンポンと軽く叩くようにして型の周りに色をのせていく。
- 筆で波模様を描き入れる。
- バッグの中にプレゼントをすべて入れてから、オーガンジーのリボンで持ち手のところを結ぶ。
おわりに
初めユウに「シャークのバースデーパーティーをやりたい!」とリクエストされた時は「え~、シャーク?なんだか怖そうじゃない?」とあまり乗り気でなかった。
でも、色々なところでソフトなイメージを作り出し、結果的になかなかかわいらしいバースデーパーティーになった。
ピニャータ割りは特に大盛況だった。ピニャータが割れると「わー!!」という歓声と共に、子どもたちは落ちてきたお菓子や文具を拾いに走り寄った。
ある子は、壊れたシャークの頭を大事そうに抱えて持ち帰ってくれた。
前年のダイナソーに続いて、シャークバースデーパーティーもとても楽しいひと時になった。準備は大変。でも、子どもの好きなテーマで作るバースデーパーティーはおススメ。特に子どもが小さいうちは、夢のような思い出になることだろう。