
なんか…いきなりすごいトピックです。どうしちゃったの?って感じですが、海外居住者や海外で大きな金額の買い物をする人にとっては大問題なんですよ!
送金金額が高くなればなるほど、為替レート、手数料などが馬鹿にならないくらいに膨れ上がってくるからです。
今日は、出来るだけ安いコストで海外の銀行に送金する方法として、マネー・トランスファーとソニー銀行の発行するSony Bank WALLETをご紹介します。
マネー・トランスファー
マネー・トランスファーは、会社の名前ではなく、オンラインで世界中に送金するサービスのこと。あなたは一度も実際のお金を見ることなく、海外の振込先の口座にお金を「トランスファー」する (振り込む) ことが出来る。
手順はいたって簡単。
- オンラインでマネー・トランスファーの自分の口座を作る
- どこの誰に、どの通貨で、いくらの送金をしたいのかを書き込む
- マネー・トランスファーの会社から必要な日本円の金額を知らされる
- 合意したら、マネー・トランスファー会社に日本円を送金するだけ!
- トラッキングシステムで、送金状況をチェックする
送金は、1日~2日で完了することがほとんどだ。海外での大きな金額の買い物や、留学資金の送金、不動産の売買などにも役に立ちそうだ。
Sony Bank WOLLET
デビッドカード

Sony Bank WALLETというのは、ソニー銀行が発行しているデビッドカード。欧米では、クレジットカードよりデビッドカードのほうが主流。
クレジットカードとの違いは、決済と同時に自分の銀行口座から直接代金が引き落とされる、という点。
「クレジットカードと比べて何がいいの?」
クレジットカードを海外のショッピングで使うと、海外事務手数料(1.6~2%)がかかる。それがSony Bank WALLETの場合ゼロ!(同じデビッド・カードでも、楽天銀行、三菱UFJのデビットカードは3%とクレジットカードよりも高い。)
マネー・トランスファー vs.Sony Bank WALLET
「でも実際にショッピングした時、どっちがどれくらいお得なのかが知りたい!」という方のために、実際の比較をしてみよう。
イギリスで10,000ポンドの買い物をした場合
*為替は1ポンド=133.6円で計算(2019/9/23)
【マネー・トランスファー】
・ 1341600 円必要( Currencytransfer の場合 )
【Sony Bank WALLET】
・1341200円必要(為替コスト45銭、また外貨普通預金口座がある場合)
なんと、この場合はSony Bank WALLETのほうが400円安い!(みみっちい話ですが…。)しかも、決済がカードで出来るというのはとても楽。買い物だったら、断然ソニー銀行のデビッドカード!と言ってもいいだろう。
キャッシュバック
また、ソニーバンクウォレットには、キャッシュバックという機能が付いている。これは日本国内での使用に限定されるので、海外で使う場合を考える今回のケースは当てはまらない。しかし、日本で使った時は、 優遇プログラム Club S のステージに応じて、利用額の0.5%~2.0%をキャッシュバックしてくれるそうだ!
Sony Bank WALLETの弱点

限度額が200万円だという点。普通はセレブでない限り、1日の買い物で200万は使わないので、ほとんどの人にとってこれは関係ない話かもしれない。
しかし、霧立のブログ読者の中には、ヴァイオリンの購入を海外で考えている人も時々いる。そういう人たちにとっては、200万の壁はちょっとしたネックになるかもしれない。
しかし、唯一の救いは、この限度額は1日の限度額であり、1か月なら最大1000万円までOK!ということ。何日かに分けて支払いすれば、高価な楽器も十分お買い上げ出来ますわヨ~。
万が一の場合に備えて
まれにだが、インターナショナルデビッドカードが使えない場合がある。霧立の夫、マナブは現在ベルギーにいるのだが、なぜか毎回デビッドカードが使えないスーパーがあるという。
また、これはフランスの高速道路の料金所でインターナショナルのクレジットカードを使おうとした時の事だが、やはり使えなかったことが2回くらいあった!後ろにズラ~っと車が並ぶ中、クレジットカードもキャッシュも使えなくて、前にも後ろにも進めない冷や汗タラタラの最悪の状況…。
「インターナショナル」がつくカードの場合、ほとんどの場合問題はないだろう。しかし100%ではないことを考えると、バックアッププランとして、もう一つ支払い手段を用意しておきたい。
ソニー銀行のデビッドカードに加えて、マネー・トランスファーでアカウントを作っておけば、安心だろう。マネー・トランスファーの会社はたくさんあるが、評価が高いのはこちら。
また、ソニーバンクのデビッドカードを海外で使う場合、次の2点を忘れないように!
- 外貨口座を作っておくこと
- 決済の時、支払い通貨は現地通貨を選択すること
そうでないと、事務処理費用の1.76% が上乗せされた金額が、円普通預金口座から引き落とされてしまいます!
いかがでしたか?
え?フランスの料金所ではその後どうなったかって?
「呼び出しボタン」みたいなところを適当に押して、フランス語で話しかけられるも全く意味不明。とりあえず、英語で「クレジットカードが使えん!」と言ったら、「清算マシーンの上に箱があるから、そこに現金入れとけ」みたいなこと言われた。
細かい現金は持ち合わせていなかったが、もちろんお釣りなどくれるはずもない。箱を探すにも手間取り、挙句の果てに相当大きな額のユーロ紙幣を投げ込むことになったが、もう破れかぶれ。「お金入れたヨ!!」と言ったら、バーを上げてもらった。
…あれ?「お金入れたヨ!」と言うだけでも、通してくれたような気がする…。