この記事にたどり着いたということは、きっとあなたは付き合っている女性にプロポーズすることを考えているのだろう。絶対に成功させたい人生の重要な瞬間。
プロポーズの方法は様々。彼女が一番喜びそうな方法をとるのが一番だ。
霧立の住むイギリスでは、男性がひざまずいてプロポーズするのが今でも一般的!そんなの「映画の中だけじゃないの?」と思うかもしれないが、私の友人はみんなこの「ひざまずくプロポーズ」を受けたという。
今日は、ひざまずくプロポーズを考えている男性、またはそれを望んでいる女性に向けて成功する秘訣を書いていきたい。
【ひざまずいてプロポーズ】イギリス紳士に聞くプロポーズ成功の秘訣
プロポーズに必要なもの
- 成功率100%という確信。
- スピーチ。
- 婚約指輪。
イギリスの男性は、ひざまずいてプロポーズする時に‘” Will you merry me?” といって婚約指輪を差し出す。
えっ?!と思った人もいるだろう。
「断られたらその指輪、どうすんのよっ?!」
と、普通は思うだろう。まさか、次の機会に使うわけにもいかない。
でも、だからこそ「成功率100%という確信」が、何にもまして重要なのである!「断られない状況」をちゃんと築き上げられてきたかが問われる。
プロポーズを成功させるために大事なのは次の3つだという。
- ロケーション
- タイミング
- 雰囲気づくり
今日はこの3つのポイントについて書いていきたい。
プロポーズのロケーション
どこでプロポーズするのか?多くの女性はロマンチックな雰囲気が大好き。だからロケーションはとても重要。
- パリ
- ヴェニス
- ローマ

美しいヴェニスの街。こんな場所でプロポーズされたら、絶対”Yes!”よねぇ~。
確かに、どれもロマンチックな場所!プロポーズはある意味、結婚式よりドキドキする運命の瞬間。女性なら、ロマンチックな美しい場所でのプロポーズを夢見るのもよく分かる。
ちなみにイギリス国内で人気なのは湖水地方。霧立の親友でも湖水地方でプロポーズされた人がいる。風光明媚な美しい場所である。
しかし、日本からだとヨーロッパは新婚旅行ならまだしも、プロポーズのために出かけるには遠すぎる。近場でも、絵になるような美しい場所が理想!
具体的に言ってよ!って?
うーんうーん…。じゃ、北海道のラベンダー畑の中とかドウデスカネ…?
でも、それくらい自分で考えましょう!プロポーズは、あなたが彼女のことをどれだけ知っているかが問われている。
また、シャイな彼女だったら、人がたくさんいる都会より静かな場所がいいだろうし、ドラマチックな演出が好きな彼女だったらスクランブル交差点の真ん中とかもアリなのか??
しかし、人前をはばからないアメリカ人でさえ大勢の前でプロポーズされるのは好まない人が多いという。イギリス人はなおさらだ。
人生の大事な瞬間だからこそ、プライベート性を重視したいということだ。それはとても共感できる。
プロポーズのタイミング
同じ未来を描けているか?
プロポーズを成功させるには、それまでの「地ならし」が超重要!彼女が自分と結婚する意志があるかどうか、さりげない会話のなかで確認しておこう。
結婚後の生活や人生にいついて、これまで彼女と話してきただろうか?
- 将来はどんな場所に住みたい。
- 子どもは何人くらい欲しい。
- 結婚後のお互いの仕事のこと。
などなど。
交際期間は十分か?
たまに「出会って3か月で結婚!」という話も聞くが、普通は人生のパートナー選びには慎重になる。お互い安心して結婚に踏み切るには少なくとも数年間の交際は必要だ。
私の親友で、「付き合ってもいない人からプロポーズされてビックリした」という人もいる(もちろん断った)。
ある調査によると、プロポーズを断った理由の一つで「心の準備が出来ていなかった」というものがある。彼女の心が定まり、プロポーズを心待ちにしている状態を狙えば成功間違いナシ!
それぞれの両親との関係
また、それぞれの両親にすでにパートナーを紹介済みで、結婚を前提に付き合っていることを認めてもらっていることは大事。
それぞれの義理の親と上手くいっていなければ、彼女も安心して結婚に踏み切れない。
プロポーズに持っていく雰囲気づくり
これが最後の難関!
理想的なロマンチックな場所に行っても、いきなり「結婚してくださいっ!」と言うわけには当然いかない。
そこに持っていくまで、入念な「ロードマップ作り」が必要とされる。(男の人も大変やね…。)そして、多くの男性はこれに苦労し、女性はヤキモキした!というパターンが多い。
ある体験談
昨日まで、ある研修に参加していた。休憩時間に、みんなでお茶を飲みながら話していた時のことである。最近結婚した20代の女性が、プロポーズされた時のことを話し出した。
バレンタインに合わせて、彼がパリ旅行を計画してくれた(王道プラン)。「これは絶対にプロポーズ、来るわね!」と彼女は母親と話していたという。
さて、旅行中、彼女は彼が地面にしゃがむたびに「プロポーズ!?」とドキドキしながら期待していていた。しかし、彼はいつも靴の紐を結び直すだけで、彼女は何度もがっかりさせられたという。

(今日はやけに靴の紐がゆるむなぁ…。)
「ネイルもばっちりにしておいたのに!彼ったら、しゃがんだと思うといつも靴の紐を結ぶためなのよ!!」
最終的に、この彼はパリ滞在中に彼女にプロポーズし、めでたしめでたしだった。その笑い話を聞いていた他の女性たちも、みんな自分たちの過去の経験を面白可笑しく話してくれたのだが、みんな男性が片膝をついてプロポーズをするのをヤキモキしながら待ったという経験談だった。
少なくとも、「どの場所でプロポーズに持っていくか」ということは考えておいたほうが良さそうだ。
真剣な雰囲気で
ある調査では、女性がプロポーズを断った理由に「彼が真面目に言っていると思わなかった」「冗談だと思った」ということを挙げている。
中には、緊張すると茶化してしまうという困った癖のある男性がいる。しかし!人生の重要な瞬間であるプロポーズで茶化すのはあまり得策とは言えない。
そもそも「ひざまずく」姿勢の起源は、
- 祈りの姿勢:畏敬の念を表す
- ナイトの称号をもらう時に、王や女王の前でとる姿勢:敬意の表示
- 敵に降参する時の姿勢:自分を明け渡す意思表示
に由来すると言われている。

(茶化したら…切る…!!)
だからプロポーズの時に男性がひざまずくのも、
- その女性のために一生を捧げるという強い意思表示。
- 真心、敬意と信頼を誰にはばかることなく示すため。
なのだ。
不器用でもいいので、真面目な雰囲気で伝えることが大事!
まとめ
プロポーズはあなたがプロデュースするもの。別にひざまずかなくたっていいのだ。
彼女を感動させられるプロポーズを出来たら、それで成功というものだ。(トラックの前に飛び出して行って「僕は死にましぇん!あなたが好きっだから!」と言って彼女の心を動かした人も、そう言えばいたし…。)
「成功率100%」という確信を持てるように、時間をかけて絆を深め、人生について語り合い、入念にプランニングしよう。
ただ、ひざまずいてプロポーズする場合、婚約指輪は事前に用意しなければならない。そのためには、サイズやら好みやら相当の「リサーチ」が必要だ。
またどんな「スピーチ」をするかも重要とされている。婚約指輪とスピーチについては、近いうちにまた別の記事に書きたいと思う。