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ヴァイオリンを買う時の、楽器店での試奏のポイント

ヴァイオリン

24 7月
Last updated on 2019/07/29

試奏

コンテンツ

  • 楽器店での効果的な試奏のポイント
    • 試奏する前の3つのポイント
    • 基準となるヴァイオリンと弓を持っていく。
    • いつも同じ曲で試奏する
    • アドバイスを求める人を決め、いつも同じ人を同伴する
    • まとめ

楽器店での効果的な試奏のポイント

試奏する前の3つのポイント

① 前回書いた「客観的なよいヴァイオリン」の基準を満たすヴァイオリンを探す。

② ラベルは見ない。(←見てもあまり意味がないため。)

③ 値段や製作された国なども聞かない。(←先入観が入るため。)

 

基準となるヴァイオリンと弓を持っていく。

何かを比較する時には、必ず基準が必要だ。初めに楽器店に行く時は必ず自分の楽器を持っていき、それを基準にする。というのも、楽器店の試奏ルームは自分の家と環境条件が違うからである。弾く場所が違えば、楽器は驚くほど違って聴こえる。

また自分の弓で試奏する。いろいろな弓で弾いてしまうなら、それは何も試せていないのと同じになってしまう。弓が違えば楽器の鳴り方も変わるからである。

また、これは霧立が怠っていて後で気が付いたことだが、弓の毛替えを長い間やっていない場合、毛替えをしてベストな状態で試奏することをおススメする。そのほうが楽器のポテンシャルを十分に引き出せるからだ。(毛替えの演奏への影響はここに詳しく書いてあります。)

そして、

「一体なんだこりゃ?!」

よいヴァイオリンに驚く!

くらいのレベルの楽器があったら、購入する対象として考える。

「自分の楽器よりちょっといいな」

くらいなら買わないほうがいいと思う。霧立も色々経験した。初め、素晴らしヴァイオリンを弾いた後は、興奮して食欲も失せるほどだったが、人間とは慣れるもの。その素晴らしい音色にもしばらくすると慣れてきて、それほど興奮しなくなってしまうのだ。「ちょっといいな」レベルの楽器なら、きっとすぐに満足できなくなる。

だから、「一体なんだこりゃ?!」レベルの楽器に出会えたらそれをお店から借りられるとベスト。次からはその楽器が「基準となるヴァイオリン」になる。他の楽器店に行く時は、今度はその気に入った楽器を持ち込んで、他の楽器と比較する。

いつも同じ曲で試奏する

初めは難しい曲で試奏するのはやめた方がいい。ゆったりとしたボーイングでスケールを弾いたり、よく弾きこんで暗譜できている曲を弾く。

なぜかというと、間違えずに弾くことに集中しないで済むからだ。試奏では、何より音にじっくりと集中することが大事。技巧的な曲より、シンプルなボーイングで楽器の持ち味を知ることが出来る一曲を用意しよう。

アドバイスを求める人を決め、いつも同じ人を同伴する

誰にアドバイスを求めるのか?

誰にアドバイスを求めるかは、実はトリッキーで重要な問題だ。そんなこと、初めは全然考えずに霧立はいろんな人に意見を求めてしまった。しかし結果的に、最終判断の難しい局面に来た時に、それが混乱をきたす原因になってしまったのだ。はっきりいって、サイアクだ…。

アドバイスを求めるのは、まず第一に「聞く耳のある人」に。これは当たり前のことなのだが、霧立はつい多数の意見も聞きたくなってしまった。ヴァイオリンという楽器の音をよく知っている人にアドバイスを求めたい。

また、あまりに強い意見を持っている人は避けた方がいい。あなたと意見が違った場合、かなり動揺させられて最終的な判断を誤りかねないからだ。お金を払うのはあなた、これから何十年も弾いていくのもあなた。そのことを理解している人でないと、必要以上な「アドバイス」を頂くことになってしまう。あくまで主体はあなた。アドバイスは参考程度、と考えておこう。

プライマリーアドバイザーを決めよう。

複数の人にアドバイスを求めることはいいことだ。しかし人を選ぼう。そしてプライマリーアドバイザー(最も信頼するアドバイザー)を心に決めておこう。

霧立は、マナブ(夫)をプライマリーアドバイザーにした。マナブはピアノ弾きであり、かつてはバイオリンも弾いていた。また、聞かれたことだけに答えるという、自分のアドバイザーとしての立場をわきまえた人だった。(控えめな夫やねえ…。)それから、マナブは私の演奏を毎日聴く人だからこそ、彼の意見は重要だった。

出来れば、プライマリーアドバイザーを毎回試奏の時に同伴できると理想的。自分と同じ「データーベース」を持っている人は貴重である。でも、毎回同伴してもらうのは他人であれば余計に難しいだろうし、自分一人で簡単に判断できる場合も少なくないので、そこは柔軟に。

ブラインドテスト

blind test

後ろ向きになって、どの楽器を弾いているのか分からない状態で聴いてもらう。

同伴した人やお店の人に背を向けてもらった状態(ブラインド状態)で、あなたが複数の楽器を試奏するのを聞いてもらおう。偏見なしの意見が聞けるからだ。これを頼むと、お店の人はたいがい緊張した面持ちになる。自分のお店の楽器より他の楽器のほうが良かったと言ってしまったら、ちょっと気まずいからだ。でも、霧立が頼んだ時は皆さん真摯に取り組んでくれた。

また、他の人に弾いてもらってあなたがブラインド状態で聴く、というのもおススメだ。でも上手な人でないとよく違いが分からない場合もあるので注意。

まとめ

ポイントさえ押さえておけば、お店での試奏はそこまで難しくはないはず。「一体なんだこりゃ?!」レベルの楽器に出会わなければ、諦めるのも肝心。期限を設けずに、ゆっくり待てばきっとお気に入りの楽器に出会えるはず。

次回は、楽器店から借りてきたヴァイオリンをどう試奏していくのかについて書こうと思います。

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