子育て中のみなさん。
「自分の時間」ってどれくらいありますか?
「子育て中は意識的に自分の時間を取ったほうがいいよ!」と言われてても、つい後回しになってしまうのが「自分の時間」ではないでしょうか?
心のどこかで(そんなものは、贅沢。頑張ればなんとか回せる…。)と思って我慢して、気が付けば身も心もボロボロになっていた、なんて経験はないでしょうか?
かくいうわたくし霧立灯もそうでした。
イースター休暇の2週間、自分だけの時間が1分もなかったんです。朝から晩まで子どもと一緒。しかも1週間はお客さんが泊まりに来ていて…。
休みが明けて学校が始まった日、頑張っていた糸がプツリと切れて、丸3日間寝込みました。
“Breakdown” -「プチ鬱」です。
(「自分の時間」がないと、なんでこんなに堪えるんだろう…?)
ベッドでさめざめと泣きながらぼんやり考えていました。8年間子育てやっていて、初めて、その重要性に気付いたのです。
今日は、「もう二度とこんな思いをしたくない!」という思いから、
- 「自分の時間」がなぜ重要なのか?
- 「自分の時間」をどうやって確保するのか?
ということについて考えたことを書いていきます。
「自分の時間」ってなんで大切なの?
「自分の時間」がもたらす8つの絶大な効果
「自分の時間」は、驚くほど私たちに必要不可欠な時間である!心理学の研究によると、それによって…
- 脳がリセットされる
- リラックスする
- 集中力が増す
- 仕事の生産性が上がる
- 自分の内面をよく見つめることが出来る
- 物事を深いレベルで考えることが出来る
- 問題解決能力が向上する
- 人間関係を円滑にする
ということが分かっている。
これを見て気付いたのは、「自分の時間」のもたらす効果が「良質な睡眠」の効果ととても似ているということだ。
つまり、「自分の時間」をしっかり取っていないということは、「良質な睡眠を十分とっていない」ということと同じくらい弊害があるということなのだ。

睡眠不足で運転するのは危険。「自分の時間不足」で子育てするのも同じように無謀なことなのだ。
「自分の時間をとるなんて贅沢」という考え方は、完全に間違っている。「自分の時間」は、良質な睡眠や栄養バランスのとれた食事と同じくらい、私たちの生活に不可欠なものなのである。
「自分の時間」が不十分だとどうなるのか?
そうは言っても、「時間」というものが睡眠や食事に匹敵するほど重要だというのはにわかに信じがたい!と思う人もいるかもしれない。
では実際のところ、私が2週間自分の時間ゼロだった時、どうなったのかを書いてみたい。
- 何もしたくない
- 誰とも会いたくない
- 体が動かない
- 誰ともつながりを感じられない
- 心にぽっかり穴があいた感じ
- 理由も分からずに涙が出る
- 脳が働かない
- 1日中寝ていたい
- 食欲もない
肉体的には病気ではないが、完全に「病人」である。というか廃人??

こうなる前に予防したいー「プチ鬱」。
霧立の場合「プチ鬱」で済んだが、慢性的に「自分の時間」をとれないと深刻な鬱に発展する場合もあるという。
また、そこまでいかなくともイライラしやすくなる、疲れやすくなるという症状が出る。そうすると、ただでさえ忍耐と寛容が必要な子育てなど上手くいくはずがない。
どうやって「自分の時間」を確保するのか?
霧立は子どもが生まれる前、外で働いてた。かなりの激務で、仕事を家に持ち帰るのは日常だった。しかし、それでも通勤電車の中などで「ボーっとするひと時」はあったものだ。
「自分の時間」を確保するのが最も大変なのは、未就学児がいる親、あるいは学校の長期休暇中だ。
子どもは四六時中話しかけてくるので、そのたびに思考が中断される。また子どもは基本的に、
に・ぎ・や・か!!
(うるへー。)
放っておいたらいつまでたっても「自分の時間」は取れない。「自分の時間」は積極的に「確保」しなければならない。
人によって必要な時間は違うかもしれないが、1週間に1日(最低半日)は積極的に「自分の時間」を確保したい。
パートナーと相談して、カレンダーに「OFF!」と記入してしまおう!これは宣言である。労働者の権利!くれぐれも「贅沢」とか「悪い気がする」などと思わぬことだ。

カレンダーにOFF! と書き込み、家族と共有することが大事。
そんな時に限って友人からお誘いが入るかもしれない。時間的には空いているものだから、断るのは気が引ける…と思いがち。
しかし、その日のその時間はれっきとした「自分の時間」という予定が入っていると考えよう。別にあれこれ説明する必要はない。
「その日は予定が入っているの。ごめんね。」
でいいのだ。(もちろん、人と会った方が元気になる人は断る必要ない。)
「自分の時間」を確保することは、あなた一人の贅沢などではない。子どものため、家族のために絶対に必要な時間なのだ。
どうしてもパートナーが多忙でそんな時間取れない!という方は(そんなのヒドイと思うけど…)、他の人に頼ろう。
- 同じ子育て中の親友達
- 自分たちの親
- ベビーシッター
それも無理!という場合は、朝30分~1時間早く起きて自分だけの静かな時間を確保する、という手もある。(霧立は朝弱いので、それはやりたくないが…。)
「自分の時間」に何をする?
好きなことをするのが一番!
別に瞑想しないといけないわけではない。霧立もぼーっとネットサーフィンしている時もしょちゅう。この「ぼーっとする時間」というのも、それはそれで大事だと思う。
でも今回「プチ鬱」を脱出するきっかけとなったのがジョギングだった。
プチ鬱で、3日間家から一歩も出ていなかったんですが、重い体に鞭打ってジョギングへ…。
そうしたら不思議。
シャッキーンですよ!!これまで脳みそが固まっていたのが、ウソのように動き出し気分的にもポジティブに。
体を動かして心を変えることも出来るんだなぁ。
ネガティブな私、サラバ!
— 霧立灯 (@KiritachiAkari) 2019年4月26日
しばらくして、ヴァイオリンの練習をしたらもっと心がやすらかになったと同時に明らかに精神が充実した(霧立はアマチュアのヴァイオリン弾きです)。
つまり、
- ぼーっとする(休息)
- エクソサイズをする(肉体の充実)
- クリエイティブなことをする(精神の充実)
この3本立てで、心身ともに100%充電できる!と今回確信した。
2の「エクソサイズ」だが、運動が嫌いな人は、ゆっくりお風呂に入ってストレッチをするだけでも違うはず。
3の「クリエイティブなこと」は、美味しい料理を作るとか、旅行の計画をする、日記をつける、手紙を書くなどもおススメ。
「これをやれば自分を取り戻せる」という具体的な「自分の時間」の過ごし方を知っていることは、あなたの強みになるはず。
また、家族にも分かってもらえると協力してもらいやすい。定期的に「自分の時間」を予定化し、「プチ鬱」を事前に予防したいものだ。
いかがでしたか?
子育てをしていると、自分のことは後回しにしてしまいがちですよね。私もずーっとそうでした。
でも、自分のケアをすることは、実は子育てで大事なことなのです。仕事でも「体調管理は仕事のうち」って言いますよね。それと同じ。
家族に遠慮することなく、「OFF!」とカレンダーに「自分の時間」を予定化しましょう!理解が得られそうもないと思ったら、ぜひこのブログ記事をご家族にシェアしてみてください。
お母さんも、お父さんも、そして子どもたちもハッピーでいられますように。
【参考記事】
息抜き大事ですね。私の職種ではセルフケアがとっても大事なので私は息抜きまくりです。お陰で家事も抜けまくりですが。携帯のゲームで遊んでたり、昼寝したり、家のデコレーションについて考えたり、いきなり裁縫始めたり。。。運動は大事でクラスへ行くは走りに行くはするし、犬とじゃれあってるし、本も読むし。リーテールセラピー(買い物)も行くし、でもゴロゴロしてるのが一番大好きかも。happy wife, happy lifeがモットーにいっぱい息抜きしましょう。
エラはいつもme timeさま(そういえば、犬はそうですね…)
エラさんの「自分の時間」も、「ぼーっとする」「運動する」「クリエイティブなことをする」の3種類になっていますね!
やっぱりそうなんだ!と再確認して嬉しくなりました。
たぶん、「ぼーっとする」だけでは「休憩」にはなるけど、「ストレス発散」にはならないし、「運動する」だけでは「ストレス発散」にはなるかもしれないけど、「休憩」にはならないんですよね。
「クリエイティブなことをする」は、休憩して、ストレス発散して、「次に向かうエネルギーの充実」に当たると思うんです。
そういう意味で、その3種類がとても大事な気がします。
さて、UK、今週末は4連休です。
知恵を使って、夫とリレーで「自分の時間」を確保します!
霧立灯